朝日ソノラマ 1998年 ISBN: 4257035447
【プロローグより抜粋】
「生前に自分の葬儀やお墓について語ったのは、かつては王侯貴族や文化人などの特別な人たちでした。しかし、いまは、一般庶民が自分のラストステージである葬儀とお墓について生前に自由に語る時代が到来しています。 ・・・ 略 ・・・
『家族の絆の確認』『家族の歴史を語る場所』『故人のメッセージを伝える場所』―装置としてのお墓の意味を、いま問い直すことが大切だと思います。 ・・・ 略 ・・・
私は墓石屋3代目に生まれ、世界30か国のお墓事情を見てまわり、幸運にもアメリカのお墓大学(ACA)を日本人としてただひとり、卒業することができました。
本書では戦後生れの私の目で見た内外の21世紀のお墓事情とさまざまな解決策、今後の可能性について語っていきたいとと思います。」